インハウス研修を行う際に講師が大変なのは、実際に仕事をするのと、教えるのでは、全く違うスキルが必要なところです。スポーツ指導では、レベルの高い選手の「感覚」を伝えることで選手のレベルを引き上げることができますが、ビジネスも同様です。戦力になる企業戦士を育成するには、知識以外の「感覚」がとても大切になってきます。その伝え方の「知恵・コツ」をテニスから学ぶことができます。
◆感覚の伝え方
IT機器からIT機器にデータをコピーする場合、同期するとすぐにそれが移るように、感覚を伝えるには、教える人と受ける人が同期すると早く伝わることができます。人間同士の同期は難しくても、同調することは割と簡単です。例えば、「同じ釜の飯を食う」など同じ感覚を共有することで、だんだんと人は似てくるものです。
実際にテニスの世界では、フォームを教えられていないのに、同じスクールで育った選手は体型が違ってもフォームがよく似ていると言われています。昭和の時代は、社内運動会など感覚を共有するイベントが沢山ありましたが、時代と共にそれらが減ってきました。上司と共にお酒を飲みにいくのもご法度と言われる時代ですから、「お付き合い」が減った分、感覚の共有は非常に難しくなっています。
そこで、当社が提案したいのはスポーツ(テニス)で同じ感覚を共有することです。全くお門違いの感覚の共有のように思えるかもしれませんが、感覚が共有されると、同じ感覚を共有した人の話は入っていきやすくなるのです。
研修をお考えのご担当者様へ
プログラム内容のための打合せやスケジュール調整などに時間を要します。実施2~3か月前にご相談をいただければ幸いですが、近日中に実施予定の研修のご相談でも対応致しますので、お気軽にご連絡ください。