「真剣に取り組む」、「顧客(仕事)に集中する」、「最後までキチッとする」など、仕事ができる人には当たり前のフィーリングを、研修を通じて養うことができます。実は、なぜそういうことができないかは、「できる感覚がない」からなのです。いちど自転車に乗れてしまえば、ずっと乗り続けられるように、まずはその感覚に触れることからスタートします。
◆仕事ができるフィーリングを持つ
人間は学習動物だと言われているように、私たちの脳は、これまでに経験したことや学習してきたことからプログラムを構成しています。それがその人の個性や個人能力として成り立たせています。しかし、そのプログラミングを誤ってしまうと、同じようなミステイクを何度も繰り返してしまいます。それはひとえにプログラミングミスであり、「感覚」の違いでもあります。
スポーツでも、ある打球を落ち着いて処理すればいいのは誰もがわかっているのに、慌ててしまってエラーする場面が多くあります。指導者はそれを知識でカバーしようと教えますが、問題は本人のプログラム、例えば「早く処理しないといけない!」、「ミスしてはいけない!」などの感情の想起から、運動の命令がミスしてしまうことにあります。
これは人間がすることであれば、何にでも当てはまりますので、仕事現場でも同様です。仕事ができる人は、仕事ができるプログラム(感覚)を持っています。逆に、仕事ができない人は、仕事ができないプログラム(感覚)を持っています。そのできないプログラムをできるプログラムに変えてあげるだけで、その人の動きは全く変わります。
パソコンのプログラムはコードを書き換えるだけですが、それと違って、人間の大脳のプログラムは、全身での経験からプログラミングをします。ですから、全身運動であるスポーツを使うとプログラミングはスムーズに行えるようになっています。
◆まずは「落ち着き」のフィーリングを得ることから
プログラミングの初歩は、「落ち着き」からです。人間が物事を覚える時は、「落ち着き」の感覚を持っている時です。この状態のとき、大脳にはアルファ波というリラックス集中の脳波が流れて、プログラミングができる準備が始まります。
ちょっとしたプレッシャーがあっても動じない、「落ち着き」のマインド作りが研修のスタートになります。
研修をお考えのご担当者様へ
プログラム内容のための打合せやスケジュール調整などに時間を要します。実施2~3か月前にご相談をいただければ幸いですが、近日中に実施予定の研修のご相談でも対応致しますので、お気軽にご連絡ください。